曹洞宗公式のメルマガの広報で、複写掲載しています。
10月1日に公開になりました文章です。
曹洞禅メルマガ第167号をお届けいたします。曹洞宗の最新情報を毎月2回(1日・15日)お届けいたします。
◇◆一言法話◆◇
曹洞宗では、SDGsへの取り組みの一環として、子供たちのグループ「Sdgs for School」の有志メンバーと協力して、『てらスクール』での連載を続けています。
『てらスクール』は、毎月全国のお寺にすむ子供たちに届けられるリーフレットで、この連載は以下のサイトからもご覧いただけます。
144058411a82be21ced735156a85664c.pdf (sotozen-net.or.jp)
先日、執筆メンバーの子供たちとのコラボ企画「SDGs for School×曹洞禅」サマーイベントを開催しました。
テーマは「衣」。世界の「衣類」や「布」に関わる問題や課題を確認しながら、綿花栽培における児童労働(特に少女の労働)や、使われる農薬による労働者の健康被害(無防備な状況で農薬に触れ、15歳くらいで病気になってしまう女の子がとても多いのです)、またムダに消費される衣類が世界にあふれる中で、月経期間中に学校に行けない途上国の女の子が多くいる現実から、オーガニックコットンの切れ端で作った布ナプキンが、彼女らの就学支援に繋がることなどを学びました。
仏教の大切な教えに「縁起」という言葉があります。よく「縁起がいい」とか「縁起が悪い」などと使われるこの言葉、本来の意味は「すべては関わり合い、繋がっている」という意味です。
私たちが何気なく消費し、捨てている布一枚を取っても、多くの人の時間や労力、また健康を奪って作られている可能性がありますし、逆にオーガニックコットンなどをきちんと選び、正しく消費することで、多くの人の生きる力を応援することに繋がる可能性もあります。
布一枚から観える世界との繋がり。改めて「自分の生活を調える」意味を感じる機会になりました。
当日の様子は、こちらからご覧いただけます。
https://www.sotozen-net.or.jp/sdgs/1110/
このような文章が掲載されます。